おうちで名大博物館
よみもの
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ウマは古墳時代に中国大陸から日本に渡来しました。そして、権力者の乗り物として、やがて軍事用に、あるいは荷物を運んだり農耕の労働力として利用されます。これらのウマは現在のサラブレッドと比べるとかなり小さ… 続きを読む
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名古屋大学博物館には、「日本最古の地層はどこか?」という論争に終止符を打った化石が収蔵されています。そしてその化石には、"研究成果"という無味乾燥なひびきの裏に隠れた、ある物語が存在します。 盲目の演… 続きを読む
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クジラには口の中に歯を持つハクジラの仲間とヒゲ(くじらひげ)を持つヒゲクジラの仲間がいますが、ツチクジラはハクジラの仲間です。生まれた時は体長4.5メートルほどですが、成長すると雌は体長13メートル、… 続きを読む
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あたかも今にも動き出しそうな姿で見事に保存された沢山のウミユリ化石。この岩盤の上に見られるウミユリは30種以上を数えます。このように大繁栄したウミユリ群落が、古生代の海底に、あたかもお花畑のように広が… 続きを読む
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2008年12月、外は風速20mを超えるブリザード。猛烈な風雪がテントを叩き、奇妙な曲がり方をしたポールが断末魔の悲鳴をあげていました。「全員、引き続き待機せよ。外には出るな。ロストポジションするぞ。… 続きを読む
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2009年の春、名古屋港に1頭のマッコウクジラの死体が流れつきました。マッコウクジラはかつて鯨油をとるためにさかんに捕獲されたクジラで、成長すると雄は体長18メートル、雌は12メートルほどまで大きくな… 続きを読む
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この美しいアンモナイト化石は、愛知県犬山市から産出したものです(写真1)。愛知県からは他にアンモナイト化石は産出しておらず、極めて珍しいものです。それだけに留まらず、このアンモナイト化石は、日本の地質… 続きを読む
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名古屋大学は半世紀上にわたって、アフリカ大陸におけるフィールド調査に基づく様々な研究を行ってきました。その1つに、人類進化の主な舞台であったアフリカに残された考古遺跡の調査があります。この調査は、19… 続きを読む
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名古屋大学博物館には、1986年に製造された国産大型磁気ディスク装置(HDD)のGEMMYとEAGLE3の精巧なカットモデルが収蔵されています(図1)。 コンピューターの記憶媒体であるHDDは、パソコ… 続きを読む
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名古屋大学農学部の家畜解剖学教室では、故・保田幹男名古屋大学名誉教授を中心として、ニワトリの解剖学及び生理学の研究・教育が長年続けられてきました。故・保田教授とその共同研究者らは、ニワトリの解剖図の教… 続きを読む
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名古屋大学教養部の教授だった髙木典雄氏(1915-2006)は蘚類学者として有名で、名古屋大学博物館には彼が収集した6万点を越すコケの標本があります。その中でも彼の名前を世界に知らしめたのが、ナンジャ… 続きを読む
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砂や泥などからなる地層(堆積岩)中に、炭酸カルシウムや鉄などの成分からなる球状の岩塊がでてきます。この岩塊のことを「コンクリーション」と呼びます(写真1)。とくに炭酸カルシウムを主成分とするコンクリー… 続きを読む
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名古屋大学では多様な分野の教育研究が行われていますが、その幾つかの記録が当館に収蔵されています。教育研究の記録とは、教育研究の対象となる標本やそのレプリカ、画像のほか、関連文献や教育研究上で残… 続きを読む